JAとは?
JAとは、日本の農業協同組合(農協)の英語「Japan Agricultural Co-operatives」の頭文字をとったものです。
JAは正式名称が「農業協同組合」であるように、農業に従事する人たちの協同組合です。相互扶助(そうごふじょ)の精神に基づき、農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織されました。「相互扶助」は、世界中の協同組合に共通する精神です。
この目的のために、JAは営農や生活の指導をするほか、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、農業生産資金や生活資金の貸し付け、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置、万一の場合に備える共済等の事業を行っています。
協同組合を一言でいえば、組合員の組合員による組合員のための組織です。協同組合では、組合員が事業の利用者であり、同時に組合の運営者であり出資者であることが特徴です。
全体として、三角構造の安定感のあるデザインは、「ゆるぎない大地」「日本の国土」をイメージさせ、三角形は「自然」、Aの部分は「人間」をあらわしています。
さらにJの左側の円は、「農業の豊かさ」「実り」と、協同の精神に基づく「人の和」を象徴しています。
JAの新しい色彩は、自然環境と成長を象徴し、深みのある優しさを感じさせる「緑色」JAグリーンを基本としています。
JA綱領
JAには、組合員・役職員の共通の理念として、「JA綱領」というものがあります。1995年にICA(国際協同組合同盟)により示された協同組合新原則を踏まえ、1997年の第21回JA全国大会で定められました。
「JA綱領」には、JAが農業と地域社会に根ざした組織として、農業はもちろん、食や緑、さらには環境・文化・福祉を通して地域社会とともに歩む存在であることが記されています。
JA綱領 -わたしたちJAのめざすもの-
わたしたちJAの組合員・役職員は、協同組合運動の基本的な定義・価値・原則(自主、自立、参加、民主的運営、公正、連帯等)に基づき行動します。そして、地球的視野に立って環境変化を見通し、組織・事業・経営の革新をはかります。
さらに、地域・全国・世界の協同組合の仲間と連携し、より民主的で公正な社会の実現に努めます。
このため、わたしたちは次のことを通じ、農業と地域社会に根ざした組織としての社会的役割を誠実に果たします。
わたしたちは
- 1.地域の農業を振興し、わが国の食と緑と水を守ろう。
- 1.環境・文化・福祉への貢献を通じて、安心して暮らせる豊かな地域社会を築こう。
- 1.JAへの積極的な参加と連帯によって、協同の成果を実現しよう。
- 1.自主・自立と民主的運営の基本に立ち、JAを健全に経営し信頼を高めよう。
- 1.協同の理念を学び実践を通じて、共に生きがいを追求しよう。
みんなのよい食プロジェクト
JAグループがすすめる、心と体を支える食の大切さ、国産・地元産の豊かさ、それを生み出す農業の価値を伝え、国産・地元産と日本の農業のファンになっていただこうという運動です。
まめなかな運動
岐阜県JAグループでは、「食農教育」として、一般的な食育活動に加えて、それを支える農業や地域、自然との関わりにも注目し、私たちの食を支える様々な農業を知り、体験いただくことで、これらが担う様々な価値を学んでいただいています。
また、食の大切さや食を支える農業・農村がもつ役割などを実際に地域の児童や保護者などに伝える「JA食農リーダー」を養成し、「まめなかな運動」などに取り組んでいます。
「まめなかな運動」とは
岐阜県JAグループでは、2000年度から県内各地域で「まめなかな運動」に取り組んでいます。この運動は、自給率の低い大豆に着目し、その栽培・収穫・加工を通じて「食」のあり方、「農」の大切さを見直すとともに、安心して暮らせる地域づくりをめざそうと「まめなかな(お元気ですか)?」を合い言葉に行っています。
「まめなかな運動」に取り組む小学校に対し、希望によりJA岐阜中央会から大豆種子と学習冊子「大豆まめなかなブック」を無償提供しています。
また、JA職員やJA食農リーダーが小学校へ出向き、大豆の栽培・加工を支援しています。
※「大豆まめなかなブック」は、下記ページからダウンロードできます。
おうちで「まめなかな運動」とは
小学校を中心に展開している「まめなかな運動」を地域にも広げるため、おうちでもできる枝豆(大豆)栽培や手作りみそづくりを紹介したリーフレット「大豆まめなかなブック+プラス」を作成しました。リーフレットを参考に、ご家族やご友人とおうちで「まめなかな運動」に取り組んでいただけると嬉しいです。
※「大豆まめなかなブック+プラス」は下記ページからダウンロードできます。
地産地消
岐阜県JAグループでは、「消費者は地域で生産された新鮮で安全・安心な農畜産物を食べ、生産者は地域の消費者が求める農畜産物を作る」、このような地域の消費者と生産者を結び付ける「地産地消」の取り組みを通じて、「地域の「食」と「農」を支えます。
地産地消のいいところ
- 直売所の農畜産物には地元生産者の名前が記載されています。誰が作ったのかが分かるため、安心して食べることができます。
- 地域で生産された農畜産物を選択することで、他県産のものや輸入品よりも運搬にかかるCO2が削減されます。
- 地域ならではの農畜産物を知ることで、伝統的な食文化や地域独自の調理方法に触れるきっかけになります。
農業の応援団
岐阜県JAグループでは、岐阜県農業をもっと元気にするため、JAの准組合員(農業者でないJAの組合員)を中心とした消費者のみなさんに、農業を応援する取り組みを行っています。
地元の農畜産物を「食べて応援」そして実際に「作って応援」し、岐阜県の農業をもっと元気にしよう!をスローガンに、
を消費者のみなさんに取り組んで頂きたいと考えています。
農業の応援団 特別団員
岐阜県JAグループでは、「農業の応援団」の取り組みを県内に広くPRするため、「農業の応援団 特別応援団員」として以下の2名を委嘱しています(2024年7月1日現在)。
- 東千晴さん
(ぎふチャンアナウンサー) - 清水ミチコさん
(ものまねタレント)