岐阜県は、海抜0mの平坦地域から3,000mを超える山岳地まで起伏に富んだ地形があり、地域の特性に応じた農業が行われています。多種多様な作物が周年にわたって栽培されていることが特長です。
岐阜のお米
北は、飛騨の美しい嶺々。南は、美濃の豊かな清流。 岐阜県は、「岐阜」「西濃」「中濃」「東濃」「飛騨」それぞれの地域に、異なった土壌と気候を併せ持っています。 日本全国を見ても、類まれなこの気候風土と生産者たちの卓越した技と情熱により、ひと粒ひと粒丁寧に食味豊かに育てられています。
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ハツシモ
大粒で歯ごたえがしっかりとしたお米です。粘りは少な目でサッパリとした食味が特徴。一年を通じて食味の低下が少なく、寿司飯としても高い評価を得ています。
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あさひの夢(ゆめ)
大粒で粘りはほどほど。あっさりとして滑らかな食味が特徴です。
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コシヒカリ
ふっくらとして、やわらかく粘りの強いお米。白いご飯や、丼ものに最適です。
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ひだほまれ
岐阜県を代表する「酒米」。おいしい日本酒の原料として使用されています。
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ひとめぼれ
粘りが強くバランスのとれた良食味。どんな料理にもあい、冷めてもおいしいのが特徴です。
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たかやまもち
岐阜県を代表する「もち米」。雪のような白さと、粘りが特徴。和菓子や、あられ、みりんの原料としても使用されています。
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あきたこまち
透明感、光沢、香りともに優れており、粘りが強く弾力性に富んでいます。
岐阜のお肉
- 飛騨牛
- 美濃ヘルシーポーク
- 飛騨旨豚
- 奥美濃古地鶏
岐阜の野菜・果物
JA全農岐阜やJA岐阜厚生連の公式サイトでレシピを公開中!
飛騨牛
豊かな自然が育んだ味
肉質はきめ細やかでやわらかく、美しい霜降りと口のなかでとろける芳醇な香りと味わい。
優れた技術をもつ生産者たちの手によって安全・安心にこだわり愛情深く手間暇かけてつくられた逸品です。
飛騨牛の定義、指定店ガイド等の情報を掲載しています。
美濃ヘルシーポーク
みどり豊かな清流の国・美濃の国が育んだヘルシーな美味しさ
セサミン(ごま粕)・ミネラル(海藻粉末)・カテキン(茶粕)を含む飼料で安心・安全・健康に育てられた岐阜県産銘柄豚です。また、オレイン酸含有量の向上を目指して飼料米と大麦等を40%以上給与するとともにビタミンEやEM菌も強化しています。肉質はきめ細やかで柔らかく、豚肉本来の旨みとコクを堪能できる美味しい豚肉に仕上がっています。
美濃ヘルシーポーク銘柄推進協議会飛騨旨豚(うまぶた)
食卓に美味しい笑顔と安全・安心をお届けしたい
美味しさと安全へのこだわりを求めて誕生したプレミアムポーク。しっかりと味のある赤身と、上品な甘みを持つ脂身は、さっぱりとしながらも旨味があります。
飛騨旨豚の定義、おいしい調理法等の情報を掲載しています。
奥美濃古地鶏
山紫水明、清流長良川の源で育てられた岐阜の銘柄鶏
奥美濃古地鶏は、ゆったりと十分に運動のできる環境で丁寧に育てられ、ブロイラーに比べ飼育期間を長くかけていますのでおいしいお肉となります。お肉は赤味を帯び、歯ごたえが良く、こくのある旨みが特徴です。
奥美濃古地鶏の特徴や指定店ガイド、調理法等の情報を掲載しています。
冬春いちご
岐阜県の冬春いちごは美濃地方平坦部を中心に広域で栽培しています。
主な品種は岐阜県オリジナル品種の「濃姫」「美濃娘」「華かがり」で、ぎふクリーン農業に取り組んでいます
「濃姫」は香りが強く柔らかな果肉が、「美濃娘」ツヤのある赤色と歯ごたえのある食感が、「華かがり」は大果でジューシーさが特徴です。
春だいこん
平坦地の岐阜市を中心に栽培され、長良川北岸の砂壌土地帯は耕土が深く、根菜類の栽培に適しています。
ビニールハウス等の施設を利用し11月~2月頃にかけて播種され、2月下旬から6月上旬頃まで収穫されます。
みずみずしくて甘いのが特徴の「優等生」を主力品種に生産しています。
たまねぎ
美濃地方を中心に栽培されています。
4月~6月は水分が多く甘味の強い早生品種を出荷しています。
7~8月は屋内に吊るし長期貯蔵が可能な晩成品種を出荷しています。
なばな
岐阜県産なばなは美濃地方の南西部が主な産地で、冬でも降雪が少ない気候を利用しています。
平成23年度実績で、海津市・羽島市・関市の3つの産地となっています。
露地栽培が主で、10月下旬から4月上旬にかけて出荷しています。
和え物・煮物・炒め物・吸い物等いろいろな調理に適しています。
冬春トマト
10~6月に収穫され、昭和30年頃に海津町で始まり、当時は冬の寒さをしのぐために竹と杭と油紙でハウスを作って栽培されていました。その後ハウスや暖房器の改良とともに産地が拡大しました。
現在は施設園芸の利点を生かし、農薬の使用を出来るだけ減らす取り組みを積極的に実施しています。
春夏にんじん
主要産地である各務原市は全国でも珍しい二期作を行っており、毎年5~6月に収穫される春夏にんじんと11~12月に収穫される冬にんじんの年2回生産・出荷がされています。
にんじん栽培が盛んな各務原台地は、火山灰土で覆われた『黒ぼく土』と言われる土質で、色鮮やかなにんじんが採れると評判です。
また各務原産のにんじんは平成16年より化学合成農薬・化学肥料を30%以上削減した栽培『ぎふクリーン農業』へ登録しており、より安全で安心な産地作りに取り組んでいます。
夏秋トマト
7月~10月に収穫する夏秋トマトは標高400~800mの高冷地で栽培されています。昭和36年に中津川で始まり、その後岐阜県高冷地農業試験場で雨よけ栽培(ビニールハウスの天井部だけを被った栽培方法)技術が開発され、産地が拡大しました。
高冷地の特色である昼は暑いが夜は涼しい気候を生かして糖酸バランスが取れた食味が自慢です。
夏ほうれんそう
標高600m~1,000mの高冷地での冷涼な気象条件を活かし、恵まれたきれいな水と澄んだ空気で栽培され、品質の良いほうれんそうを供給しています。
安全・安心な農産物を届けるために生産者全員がぎふクリーン農業を取得しています。
京阪神・中京市場では7~8月にかけての取扱量の約70%が岐阜県の夏ほうれんそうで占められています。
夏秋なす
岐阜県では昭和40年代の後半から美濃地方の中山間地で導入され、現在では高冷地の飛騨地域から海抜0メートルの温暖な海津地域まで広範囲で栽培されています。
岐阜県のなすは県内、中京市場を中心に京都市場まで出荷されています。
甘長ピーマン
5月~9月かけて多く収穫され、京阪神市場、中京市場などを中心に販売されています。
普通のピーマンより細長く、シシトウのように果実の先端が先細りの形をしています。
辛くなく、ほどよい甘みと苦味がありピーマンが苦手な方でもおいしくいただけます。
また、種も小さいため気にならず調理も簡単です。
夏だいこん
青く透き通る高原の空、吹きぬける標高900mの涼風で避暑地として知られているひるがの高原で栽培されています。
高原の空気と水をたっぷりと含み、みずみずしく品質の良いだいこんです。
雪解け後、4月中旬から播種が始まり、8月お盆位まで播種がされ、6月中旬から10月中旬まで収穫されます。
枝豆
岐阜県美濃地方を中心に5月~10月長期間出荷をしています。防虫ネットで枝豆を覆い、害虫や強風の被害に対応した防虫ネット栽培にも取り組み農薬の使用回数の削減に取り組んでいます。
品質のいい岐阜県の枝豆は、京阪神、中京地区に出荷され、ブランド商品として確立しています。
夏いちご
奥美濃の高冷地で冷涼な気候を生かし、夏から秋にかけ収穫される「すずあかね」を主に栽培しています。
北海道や東北地方が主な生産地のなか東海地方での生産は珍しく、地の利を生かし東海地方や関西地方を中心に新鮮ないちごを出荷しています。
梨
県内で栽培される梨の70%は幸水が占めます。ぎふクリーン農業を取得し化学合成農薬の 使用回数の削減に努めています。 県内の豊富な水源を利用し多汁な果実が特徴です。
桃
岐阜県で栽培される桃の品種は”昭和白桃”が全体の60%を占め、”白鳳”が30%となっています。
県の主要産地が集中する飛騨地域は昼夜の気温の差が大きいため、甘くて色づきが良いのが特徴です。
柿
岐阜県が発祥の地とされる富有柿は、全国でも一番栽培されており「柿の王様」と言われています。
岐阜県では、ぎふクリーン農業に取り組み、安全・安心な柿作りを進め、また、消費者の皆様に高品質で美味しい柿をお届けするために、日光をたくさん浴びるための間伐や、大きくなるための摘果を徹底しています。
岐阜県オリジナルの柿「天下富舞」(品種名:ねおスイート)の生産拡大にも努めています。「天下富舞」は他に類を見ない高い糖度と歯触りの良い食感が特徴の柿です。
やまっこ
JAひだ、JAめぐみのを中心に栽培される菌床しいたけは、「やまっこ」の名称で中京、京阪神地域に出荷されています。
肉厚でボリューム感があるのが特徴で冬期の農業として10月~5月ごろまで生産されています。
なめこ
飛騨なめこは軸が太いのが特徴で、軸の部分はシャキシャキと歯ごたえのあるとても食べ応えのあるなめこです。
ぎふクリーン農業を取得し、栽培面において温度管理、空調設備をコンピューター管理しており安定した生産に努めています。
さといも
岐阜県産里芋は主に美濃地方で生産しています。
10月下旬から3月下旬にかけて出荷しています。
煮物・炒め物・揚げ物等いろいろな調理に適しています。
くり
くり栽培は美濃山間部を中心に岐阜県内各地で栽培されており、歴史ある岐阜県の特産品です。
「渋皮が剥きやすい」「大きくておいしい」との評判の新品種「ぽろたん」を一部新規導入しています。
すくなかぼちゃ
飛騨丹生川地区で栽培されるへちまのような形状をしたかぼちゃです。 栗のようなほくほくした食感が特徴で、煮炊き、天ぷらはもちろんのことプリン等のデザートにも適しています。
すくなかぼちゃの名前は、二つの顔を持つという丹生川地区の伝説の豪族「両面宿儺」に由来しています。
みず菜
神戸町でハウス栽培されており1年間を通して周年栽培しています。
生でもサラダなので食べられる水菜を目指して、夏期向けに茎が細くやわらかい品種を選定して需要を確認しながらPRしています。
平成19年には「ぎふクリーン農業」の認証を取得しており、安全・安心な水菜の提供に努めています。
冬春きゅうり
県内では、西濃を中心に施設園芸の利点を活かし栽培されています。また、9月~6月に収穫され、ほぼ周年で出荷できる体制となっています。
農薬の使用回数を減らし岐阜クリーン農業を取得し安全・安心なきゅうり栽培に努めています。
冬春ほうれんそう
出荷時期は9月下旬~4月頃迄。
主要産地は岐阜市であり、平成15年より「ぎふクリーン農業」を取得。
露地栽培により、ほうれんそう本来の味をひきだしています。
鉄分が豊富なうえ、茹でても、炒めてもよい万能な食材です。
こまつな
神戸町、岐阜市を中心に栽培されています。
神戸町ではハウスによる周年栽培がおこなわれており名古屋、北陸、県内の市場に出荷しています。
アクが少なく、味にくせがない為、おひたし、炒め物などに用いられます。
ブロッコリー
県内では秋から冬場を中心に栽培されています。
近年、水田を利用した栽培によって面積が増えています。
ビタミンが豊富な上、茹でても、焼いても、揚げても美味しい万能野菜として人気のあるブロッコリーを是非ご賞味ください。
春菊
岐阜県産春菊は美濃地方・飛騨地方ともに生産しています。
美濃地方では10月中旬から5月上旬、飛騨地方では6月中旬から11月中旬にかけて出荷しています。
美濃地方では剣葉、飛騨地方では丸葉が主流となっています。
鍋物・和え物・炒め物・揚げ物等いろいろな調理に適しています。